TOEICスコアでレベルを把握しよう

本ページでは、TOEICスコアと、

「実際のところ、そのスコアがあれば、どのぐらいの英語力があるのか?」

というお話をいたします。

一応、TOEICの公式サイトでは、以下のようなランクがあります。

Aランク(860以上)

Non-Nativeとして十分なコミュニケーション能力を備えている。

Bランク(730〜855)

どんな状況でも適切なコミュニケーションができる素地を備えている。

Cランク(470〜725)

日常生活のニーズを充足し、限定された範囲内では業務上のコミュニケーションができる。

Dランク(220〜465)

通常会話で最低限のコミュニケーションができる。

Eランク(220点未満)

コミュニケーションができるまでに至っていない。


しかし、私は今までに、年以上にわたって、名以上の方に英語指導させていただいておりますが、上記のランクと、実際の英語力ではズレを感じます。

以下は、私の主観ですが、私の経験に基づいた、「TOEICスコアがこのぐらいの人は、このぐらいのレベルの英語力」というお話になります。

300点未満

残念ながら、TOEICで、300点を切っている方は、失礼な言い方をしてしまうと、「ほとんど何もわかっていない」というレベルです。

もちろん、本当にまったく何もわかっていないわけではないのですが、文法でも、be動詞と一般動詞の区別がつかない。例えば、

He does not is a good student.
「彼は良い生徒ではありません(というつもりで)」

と、be動詞なのに、does notやdo notを入れてしまったり、

I will there. 「私はそこにいるでしょう(というつもりで)」

と、be動詞の使い方がわかっていなかったりします。

簡単な単語などは知っていますから、度胸があったり、積極的な人は単語の羅列だったり、ジェスチャーだったりで何とか意図を伝えられることはあるでしょうが、「英語でコミュニケーション」と言うにはほど遠い状態です。

速急に、英文法の基礎を固める必要があり、英文法の基礎なしでは、なかなか上達はむずかしいかと思います。

英文法の基礎はこちらで学べます。


300〜395点

TOEICで、300点台という方は、300点を切っているような、「何も分かっていない」状態よりは良い状態です。

300点台となると、さすがにbe動詞と一般動詞の区別がつかないというような、超初歩の状態の方は少ないです。

ただ、300点台でもこういうレベルの方はチラホラお見受けしますし、本当の基礎以外はほとんどわかっていない状態であることが多いです。

簡単な文なら読めますが、やはりコミュニケーションとなると、300点を切っている人とほとんど変わらない状態の方が多いです。

このレベルの方は、be動詞と一般動詞の違いのような基礎中の基礎は確認程度にやっておく必要があるでしょう。その上で、ぜひ取り組んでいただきたいのは「品詞」。このレベルの方はほとんどの方が「品詞」をわかっておらず、このままだと、後々になって壁にぶち当たる原因となります。

このレベルから、リスニングやちょっとした語彙をやって、

「中級者までは伸びた…。でも、そこで壁にぶち当たってしまった」

という方を良くお見受けします。そういった方を見ていると、「品詞」がわかっていない方がとても多い。逆に、「品詞」もちゃんと取り組んでおいた方は、壁に当たらずスイスイ伸びて行くことも多いです。

「品詞」も含めて、英文法の基礎はこちらで学べます。


400〜495点

TOEICで、400点台となると、さすがに、「何も分かっていない」状態ではなく、ある程度分かっている状態です。450点以上となると、「もうすぐ初心者脱出」というところまで来ています。

よっぽど特殊な人じゃなければ、be動詞と一般動詞の区別がつかないような方はおらず、それより上のレベルの英文法事項も、基礎レベルなら、ぼんやりとわかっている方もいらっしゃいます。

ただ、そうは言っても、まだ初心者であることには変わりはありません。基礎は400点未満の人よりできているとは言っても、まだ軟弱。「品詞」をしっかりと取り組んで、将来壁に当たらないような対策が必要です。

そうでないと、300点台の方と同様、「ある程度は伸びた。でも、そこで壁にぶち当たってしまった」という結果になりかねません。

また、このレベルで注意してほしいのが、「自称中級者」にならないこと。

先ほどもお話ししたように、このレベルは「ある程度は分かっているレベル」でして、「もうすぐ初心者脱出」のレベルです。

また、「TOEIC初受験が400点台」という方もいますが、

「初受験では200点台や300点台だったけど、がんばって400点台まで伸ばした」

という方もいます。また、具体的にスコアは伸びていなくても、

「もう数ヶ月(1年、数年)英語学習続けている」
「もうすでに○冊もの教材をやってきた」

と、「自分はがんばってきた」「自分は経験がある」という自負がある方も、400点台の方にはチラホラお見受けします。そして、こういう方は自分を「中級者」と思い込んでいることが多い。

もちろん、スコアを伸ばして来たことや、多くの教材をこなしたことは素晴らしいことなのですが、残念ながら、400点台というのはまだ初心者です。

順調に伸びているのならともかく、厳しい言い方になってしまいますが、

「英語学習を長年続けていたり、多くの教材をやっているのに400点台に留まっているのなら、逆に、何らか英語学習の方法に問題があると言えるのでは?」

ということになってしまいます。

200点台、300点台でもお話させていただいたように、「品詞」などの英文法の基礎をやっておかないと、将来、必ず壁にぶち当たります。ですから、今のうちに、しっかりと英文法の基礎を固めておいてください。

先ほど例に挙げた、「自称中級者」の場合、すでに壁にぶち当たっているとも言えます。ですから、なおさら、英文法の基礎を固めることが大切です。

「品詞」も含めて、英文法の基礎はこちらで学べます。


500〜595点

TOEIC 500点台ともなりますと、もはや「初心者」ではありません。立派な中級者と言えるでしょう。

とはいえ、中級者の中では、一番下のランクになり、まだ基礎は怪しい人もチラホラお見受けします。特に力のバランスが取れていない方。TOEICスコアで言うと、リスニングの方が50点以上高い人は、基礎が怪しいと言えるでしょう。100点以上リスニングの方が高い方などは、要改善です。

はっきり言って、リスニングの方がスコアを伸ばすのは楽なのです。ひたすらリスニングのトレーニングを積めばいいだけですから。リーディングセクションの方は、語彙や英文法と言った、「地道な学習」が求められます。

500点台だと、まだリスニング、リーディングともに「伸びしろ」がありますから、リスニングだけ伸ばしてもスコアは伸びます。

「リスニングをやりまくり」「とにかくTOEICの問題を解く練習をする」こういった楽な勉強法に傾斜し勝ちですが、これだと将来壁に当たります。リスニングスコアはある程度は伸びるでしょうが、そのうち頭打ちになります。すると、それ以上スコアを伸ばすためには、リーディングセクションを伸ばさないといけない。そうなったときに、基礎が軟弱なため苦労すると言う結果になりかねません。

リスニングも大切ですが、リスニングは基礎ができていれば、あとは量さえこなせば勝手に伸びてくれます。ですから、このレベルでもまだ基礎。語彙と英文法にしっかりと力を入れてください。特に、リスニングスコアの方が50点以上高い人、100点以上高いなんて人は要注意。将来壁に当たる確率がとても高いです。

「500点台だけど、英文法は初心者レベル」という方は、英文法の基礎はこちらで学べます。

「500点台なので、英文法も中級者レベル」という方は、こちらで英文法を学べます。

600〜695点

TOEIC 600点台。紛れもない「中級者」です。

語彙と英文法の基礎をちゃんとやって来た人は、ここからはリスニングやリーディング等、実践的なトレーニングを多めにやるべきです。「これまでちゃんと基礎をやってきたのなら」という前提ですが、実戦トレーニングをやれば、どんどんスコアは伸びて行くでしょう。

ただ、とは言え、まだ上級者まではまだ力の差があります。基礎もある程度できているでしょうが、完璧ではない。実践的なトレーニングに重点を置きつつも、基礎も英語学習のスケジュールに入れることを忘れないでください。

逆に、基礎をちゃんとやってきていない人はこのあたりで壁にぶつかります。600点台(500点台、700点台もそうですが)で、伸び悩んでいる人は、まず基礎力がおろそかであることが原因と疑ってください。

「とにかく一杯英語を聞くor読む」「とにかく一杯TOEICの問題を解く」。言葉は悪いですが、こういった「頭を使わない、量に頼った勉強」は楽と言えば楽ですし、それだけでも600点台。人によっては700点台まで来れます。

しかし、語彙、英文法という地味な基礎力強化を避けて来たのでは、600点台で頭打ちになることがほとんど。中には、700点台まで行ける人もいますが、逆に500点台で頭打ちになってしまう人も多いです。

600点台は中級者ではありますが、頭打ちになっているのなら、実践的なトレーニングは置いておいて、基礎をしっかりと固めるようにしてください。

特に、リスニングの方が50点以上高い、中でも100点以上高いなんていう人は、その兆候がスコアにもしっかり表れているのですから、しっかりと基礎を固めましょう。

600点台で、英文法を学びたい方はこちらで学べます。

リーディング力をつけたい方はこちらから学べます。


700〜795点

TOEIC 700点台。中級者と上級者が入り交じっているグループです。

このレベルまで到達できたのなら、ほとんどの人は基礎力はある程度しっかりしていると言えます。600点台の人と同じか、それ以上に、リスニングやリーディングの実践的なトレーニングに重点を置いてください。

また、この段階になったら、「生英語」と「アウトプット」を少しずつ導入して行くことをオススメします。

「生英語」とは、教材のような、「英語学習者のために作られた英語」ではなく、英語ニュース、海外ドラマ、英字新聞、洋書と言った、「ネイティヴのために作られた英語」です。こちらの方が難易度が高いので、生英語を理解できるようになりたいのなら、教材英語だけでは不十分。生英語でのトレーニングが必要です。

ただ、とは言っても、700点台だと、少々生英語はむずかしいかもしれませんので、本格的な導入は800点台になるまで待ってもいいかもしれません。

もう1つオススメの「アウトプット」ですが、具体的に言うと、英語をしゃべったり、書いたりと、自分から発信することです。700点を切っている方の場合、まだ「自分の英語が正しいかどうか」をチェックする力が未熟です。そのため、700点未満の人が、アウトプットをやっても、誰かにチェックしてもらわなければ、ただ単に「間違った英語を練習しているだけ」という結果になりかねません。

しかし、700点以上の方だと、ある程度は自分の英語が正しいかチェックできるようになります。ですから、アウトプットの練習をぜひしてみてください。

700点未満の方ですと、先ほど言ったように、まだアウトプット以前のレベルなので、英語力というより、「積極的かどうか」「度胸があるかどうか」で、英会話のレベルが決まってしまいます。

しかし、700点以上となると、もはや「間違ってもいいからガンガン言えば良い」というレベルではありません。もちろん、多少間違っても積極的に発言することは大切ですが、間違いは後で反省して、次回は間違わないようにするという「修正」が必要です。

700点以上になると、英会話やライティングはスコアに比例しなくなって来ます。例えば、400点と600点だったら、まず600点の人の方が英会話やライティングは上手だと言えます。しかし、750点の人と850点の人だと、必ずしもそうは言えない。

750点の人はアウトプットの練習を盛んにしている一方、850点の人はアウトプットをしていない、というのなら750点の人の方が英会話やライティングが上手ということはよくあることです。

また、600点台のところでもお話ししましたが、700点台の方でも、基礎力が軟弱な人はいます。700点台で伸び悩んでいる人、特にTOEICスコアで、リスニングの方が100点近く、あるいはそれ以上高いと言う人は要注意です。そのままでは、それ以上のスコアアップはむずかしい。700点台と言えども、一度、基礎を固め直すことをオススメいたします。

700点台で、英文法を学びたい方はこちらで学べます。

リーディング力をつけたい方はこちらから学べます。


800〜895点

TOEIC 800点台。ここまで来ると完全に「上級者」です。

700点台だと、「中級者だけど実は基礎が軟弱」というケースはありますが、800点台だとさすがにそれは珍しいです。あえて言えば、「リスニングは480点だけど、リーディングは320点」というように、スコアがあまりにバランスが悪い場合だけです。

希にですが、こういった方はお見受けします。珍しい例ではありますが、もしこれに当てはまるのであれば、英文法などの基礎をしっかり固めておいてください。(英文法はこちらから学べます)

このレベルの方にオススメしたいのは、700点台と同様か、それ以上に、「生英語」と「アウトプット」。

生英語に関しては、完全に生英語の方をメインにして英語学習スケジュールを組んでもいいと思います。先ほどもお話ししたように、教材英語より、生英語の方がむずかしいです。生英語を理解するには、生英語でトレーニングしなければなりません。800点台はもう生英語トレーニングを始めるレベルです。

逆説的ですが、経験上、TOEICから離れて、生英語でトレーニングした方がTOEICのスコアも結果的に伸びます。なぜかと言うと、生英語の方がむずかしいため、生英語に慣れると、TOEICが意外と簡単に感じるからです。

リーディング力をつけたい方はこちらから学べます。


900〜990点

TOEIC 900点台。上級者、いや、もはや「超上級者」と呼んで良いレベルです。

はっきり言って、このレベルになると、TOEICでやることはないと思います。私のような英語指導者の場合は別ですが、そうでなければ、資格として「TOEIC 900」と「TOEIC 990」の価値はそれほど変わらないでしょう。(難易度で言うと、相当な差はありますが)

このレベルはもう教材英語はいらないでしょう。「生英語」「アウトプット」これにつきます。と言いますか、このレベルまで来た人は経験も実力も豊富ですから、自分が何をやれば良いかわかるはずです。

900に到達しても、TOEICスコアにこだわる人はいると思いますが、800点台のところでもお話したように、経験上、生英語で英語学習した方が、逆にTOEICスコアも伸びます。

また、「アウトプット」も盛んにやってみてください。700点台のところでお話させていただいた通り、700点を超えると、英会話やライティングの力とスコアが比例しなくなって来ます。

「900点の人でも、アウトプットをしていないと、750点だけどアウトプットを盛んにしている人に、英会話、ライティングでは負けてしまう」

なんてことになりかねません。


以上が、TOEICのスコアと、英語力のレベルの関係のお話になります。

初心者の方で、英文法を基礎から学びたい方はこちらから、
中級者以上の方で、英文法を学びたい方はこちらから、
中級者以上の方で、リーディング力を付けたい方はこちらから学べます。


さらに、TOEICについてのお話を、無料レポート「1年でTOEIC 900! TOEICの意外な落とし穴」でさせていただいておりますので、ぜひご覧くださいませ。

私は昔は通信簿2(5段階)、偏差値30と英語が苦手だったのですが、1年でTOEIC 900を達成でき、今ではTOEIC 990(満点)、英検1級を持っています。

また、今までに年以上にわたって、名様に英語指導させていただいて来ています。

そんな私の経験からすると、意外とTOEICで勘違いされている点って多いんです。

「TOEICに慣れたり、傾向をつかめば英語力アップ?」
「リーディングの方がスコアが低いからリーディングが弱点?」
「パート5の英文法問題で選択肢の単語を知らないから解けない?」
「リスニングセクションはリスニングをやればスコア上がる?」
「パート7は速く読む練習をすれば良い?」
「英文法は暗記で、問題さえ解ければ良い?」

もしかしたら、とんでもない勘違いをしていて、それがスコアアップを阻んでいるのかも…。

TOEICでは自分の弱点をしっかり分析し、それに応じて対策をすることが必要です。

無料レポート、「1年でTOEIC 900! TOEICの意外な落とし穴」では、勘違いをせずに自分の弱点を見つけ、どう対策すべきかを解説しております。

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